感謝でいっぱい・・ご両親へ結婚の記念品
結婚するという時、それまでの時間こそ、カップルにとって最高の時間になるといわれていますが、結婚式当日からはご家族の下を離れ、お二人が新しい第一歩を踏み出すことになります。
これまで時に喧嘩し、時にさみしさなどを分け合ってきた兄弟、姉妹とも別れ、これまでと同じように過ごすことはなくなります。
わがままを言って困らせたり、口をまったくきかなかったり・・・そんな時間を懐かしく思うようになるはずです。
ご両親にとってはこれまで慈しみ惜しげもなく愛情を注いできた娘さん、息子さんがいよいよ自分たちの元を離れる、輝かしい日でもあり、自分たちの元から去っていく寂しい日でもあります。
そんなご両親に向けて新しく家族を持つという素晴らしい日に、これまで育ててくれた感謝とこれからも宜しくという気持をこめて渡す記念品は、ご両親にとって最高の贈り物だと感じてもらいたいものです。
先輩カップルが選んだ記念品とは
結婚式を挙げたカップルが実際にご両親に向けてどのような記念品を贈呈したのかというと、多くは花束、手紙、写真です。
結婚披露宴の最後、新婦がご両親に向けてお手紙を読むシーン、その後、新郎新婦がそれぞれのご両親に感謝の気持ちを込めて花束を贈ります。
こうしたシーンはゲストの皆さんもよく見てきたと思いますが、カップルの中には花束、手紙以外の記念品を用意したというカップルもかなり多くなっています。
費用としては1万から2万くらいが多く、その後、2万から3万、3万から4万と続いています。
限られた予算の中でも、ご両親の思い出に強くのこってくれる記念品を感謝の気持ちと共におくりたいというカップルの気持ちが込められているのがよくわかります。
ご両親への記念品、選択のポイントとは?
高価なものを贈るよりも気持ちがこもった贈り物になるように、これが第一です。
無理をして高価なブランド品などをおくるカップルもいるようですが、ご両親はどんなものでも喜んでくれるのです。
ただ、気持ちがこもっているな、あの思い出の品に引掛けているのかなと、何かお二人のことを感じさせるものが理想的だと思います。
花束は披露宴の際に頂くと確かに感動しますし、披露宴ならではの光景でいつかは自分もあの立場に・・とご両親も考えていると思いますので、これもいいことだと思います。
ただ残しておくということができないので、花束プラス記念品という形がいいでしょう。
実用的で普段使いできるものや、これからご両親が一緒に利用できるもの、また二人に新しい思い出を作ってもらうものなどもいいと思います。
ご両親への記念品としてお勧めできるものとは
お花は生花でもいいのですが、長くきれいな状態を楽しむことができるブリザードフラワーがいいと思います。
住環境によっては通常の状態で2ヵ月くらいでダメになってしまうこともあるので、ガラスケースなどに入れておくる方がいいでしょう。
お二人のことを強く感じさせるご両親にとって記念になる品としてカップルが選ばれている物の中には、ウエイトドールを選ぶカップルも多くなっています。
ウエイトドールというのは、生まれたときと同じ重さで作られているぬいぐるみです。
人気となっているのはベアですが、そのほかにもキャラクターなどたくさんの種類があるようです。
生まれたときの体重といえば、生まれたときと同じ重さのお米を贈るということもあるようです。
ただ、重さに制限があるようなので、生まれたときの体重がかなり重い(3800g以上など)場合、利用できないかもしれません。
母の日・父の日が挙式日の場合
結婚式当日が、たまたま母の日や父の日と重なる、ということもあるでしょう。
先輩カップルの中でも、あえて両親に感謝を伝えやすいということで被らせたという人が多いです。
その代表的な例として多かったのが、母の日に結婚式当日だったときのこと。
新婦が両親への手紙を朗読し、その後記念品の贈呈と合わせてカーネーションとともに母の日限定グッズをプレゼントしたといいます。
これにはお母さんもびっくりですね。
中には、義理のお父さんやお母さんにプレゼントを贈ったという先輩もいます。
手紙の朗読も、新婦がやるというのが一般的に思われがちですが、感謝を伝えるタイミングなので、新郎側からも何かメッセージを贈れるといいかもしれません。
挙式の演出に決まりはありません。
自分たちがどんな形で両親に感謝を伝えたいか、という気持ちが大切ですので、夫婦で話し合ってよりよい演出を考えてみてくださいね。